| 2003/12/07の礼拝説教 |
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あなたに宿るイエス
ルカ1:26〜38 ヨエル2:28〜29 ローマ8:6〜11 皆川尚一牧師 |
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六か月目に、御使ガブリエルが、神からつかわされて、 ナザレというガリラヤの町の一処女のもとにきた。 この処女はダビデ家の出であるヨセフという人のいいなづけに なっていて、名をマリヤといった。御使がマリヤのところにきて言った、 「恵まれた女よ、おめでとう、主があなたと共におられます」。 この言葉にマリヤはひどく胸騒ぎがして、このあいさつは なんの事であろうかと、思いめぐらしていた。すると御使が言った、 「恐れるな、マリヤよ、あなたは神から恵みをいただいているのです。 見よ、あなたはみごもって男の子を産むでしょう。その子をイエスと 名づけなさい。彼は大いなる者となり、いと高き者の子と、 となえられるでしょう。そして、主なる神は彼に父ダビデの王座を お与えになり、彼はとこしえにヤコブの家を支配し、 その支配は限りなく続くでしょう」。 そこでマリヤは御使に言った、「どうして、そんな事があり得ましょうか。わたしにはまだ夫がありませんのに」。御使が答えて言った、 「聖霊があなたに臨み、いと高き者の力があなたをおおうでしょう。 それゆえに、生れ出る子は聖なるものであり、神の子と、となえられる でしょう。あなたの親族エリサベツも老年ながら子を宿しています。 不妊の女といわれていたのに、はや六か月になっています。 神には、なんでもできないことはありません」。そこでマリヤが言った、 「わたしは主のはしためです。お言葉どおりこの身に成りますように」。 そして御使は彼女から離れて行った(26〜38節)。 処女マリヤの懐胎 クリスマスはキリストの母である処女マリヤの懐胎から始まります。 ここにマリヤがどのようにして神の御子である救い主イエス様をその 胎内に宿すようになったかが記されています。 それは超自然的方法によって行われました。マリヤは婚約者のヨセフとは床を共にしていませんでしたから、天使のお告げの通りに、ある夜、マリヤは聖霊によって覆われ、抱かれ、満たされるといった神秘的な神様との合一の中で、永遠の神の御子を胎内に迎えいれたのです。 普通の人間の場合は受精卵が胎内に定着した後、天使のような霊の案内役に付添われて天界から降りて来た人間の霊魂と受精卵あるいは胎児の光の輪が作られて、霊魂は胎児の中に身を縮めて入ってゆく 努力をするし、この時母親の胎内からも引き入れる磁力が働いて、懐妊がおこるのだと、バーバラ・アンブレナンは「光の手」の中で述べています。この場合にも聖霊の働きは光の輪として現れていると考えられますが、胎児は必ずしも聖霊で満たされているわけではありません。 しかし、イエス様の場合は普通と違います。イエス様は母の胎内に入る前から、聖霊充満の神の子であり、母の胎に入る時も、入って後も聖霊充満の神の子であられました。 ですから、イエス様を胎内に迎え入れた時から、マリヤは聖霊で満たされました。神様を自分の前に感じるだけでなく、自分の内側に実感していましたから、マリヤは喜びの歌を高らかに歌いました。 彼女は神様を極く身近に感じました。神様を宿していると思いました。自分は低い地上を這いまわる、みみずや毛虫ではなく、やがて蝶となって天空を軽やかに飛び廻るもの、天の宮においても、神様の身近に はべるものと実感しました。ですから、マリヤの霊魂は美しく光り輝いていたのです。彼女は全世界のキリスト教会の中で、キリストの母と 尊ばれ、神の母とすらあがめられました。 あなたにも宿るイエス こんなに幸せなマリヤは、わたしたちとは異なる特別な人でしょうか?たしかにキリストをこの世に産み出す母となるのはマリヤの特権でした。これはマリヤが自分で開発した超能力ではなくて、神様の一方的な予定と選びによって与えられたものです。しかし、それだからと言って、マリヤがただ受け身で消極的に神様の言われるまま、なさるままであったのではありません。彼女は、「お言葉どおりこの身に成りますように」と答えて、自分自身を神様のお宮として明け渡し、清められ、整えられるために努力を尽くして、待ち望んだのです。 わたしたちも自分の内側にイエス様を宿すためには、 同じように準備をする必要があるでしょう。 イエス様が世を去る前に約束されたお言葉があります。 「わたしはあなたがたを捨てて孤児とはしない。あなたがたのところに 帰って来る。 〜そして、わたしの言葉を守る人のところに行って、 父とわたしとは、その人の内側に住むであろう」といわれました。 (ヨハネ福音書14:18〜23) そこで、イエス様を肉体の宮に迎えるためになすべきことは、 ・イエス様のお約束を信じて、しっかり握る事 ・自分を神様に明け渡すこと ・自分を神の宮にふさわしい者となるように清めていただくこと この三つです。 * 神様はヨエル書の預言を通して約束されました。 「その後わたしはわが霊を すべての肉なる者に注ぐ。 あなたがたのむすこ、娘は預言をし、 あなたがたの老人たちは夢を見、 あなたがたの若者たちは幻を見る。 その日わたしはまた わが霊をしもべ、 はしために注ぐ」と(ヨエル2:28〜29)。 「しもべ」とは「男の奴隷」、「はしため」とは「女の奴隷」です。 奴隷のような卑しい、低い身分の人を神様は卑しめず、その人の内側に住んで下さるというのです。今はそういうすばらしい恵みの時代です。 わたしたちは、このクリスマスにイエス様を心にお迎えして、聖霊充満の宮となり、神の御霊の器として多くの人々の救いのために仕える人に なろうではありませんか。 * 最後に、昔ハワイのモロカイ島というハンセン病患者の島があり、 モロカイ島の聖者と呼ばれたダミエンという神父がいました。 彼は、4,5歳の頃から神様を慕い求め、ひそかに毛布を持っていって、自宅の庭の茂みの中にかくれて神様と一つになることを祈りました。 成長して、神父になり、だれも行きたがらないハンセン病患者の島モロカイに行って、患者のためにイエス様を伝え、病を看とりました。そのため自分もハンセン病となり、モロカイ島にその骨をうずめたのです。 そのような気高い一生をささげることができたのは、内側に イエス・キリスト様の霊を宿していたからです。 このように、わたし達も神と人とに仕える人となることを目標にイエス様を自分の体の内側に宿すことを祈り求めたいと思います。 アーメン |
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